最近、興味深いDVDをみた。

アインシュテュルツェンデ・ノイバウテンのメンバーでベルリン・アンダーグラウンドの重鎮、アレキサンダー・ハッケがアジアとヨーロッパそしてアフリカ文化のクロスするコスモポリタン都市、トルコはイスタンブールの現在の{生きた音楽}~エレクトロニカ、ロック、ヒップホップから民謡、大衆音楽までを、自らパソコンとマイクを持参、録音していく模様をカメラが追うドキュメント映画。監督はトルコ系ドイツ人、ファティ・アキン。

実は16年前にイスタンブールを訪れたことがあり、アジア側とヨーロッパ側を隔てるボスポラス海峡をはじめガラタ橋、日本でも歌で有名なウスキュダル、、などが映し出されるとやはり懐かしい。

ほとんどのミュージシャンが初めて聞く名前で、ストリートのラッパーやギター弾き語り、パンク音楽、往年の大スターで驚異のサズー奏者、オルハン・ゲンジェバイや、クルド民謡を切なく歌うクルド人女性歌手アイヌール、スーフィ音楽の葦笛と電子楽器を融合させたメルジャン・デデ、これが素晴らしい!!!90歳過ぎても健在な女性歌手ミュゼィイェン・セナール、他にも個性豊かな地元ミュージシャンが多数見ることが出来るお勧めのDVDである。またアメリカ音楽シーンを批判し皮肉るDJが印象的だった。そしてなんと監修にはサラーム海上の名前がクレジットされているが特に驚くことではないか、、、流石サラームさんである!

キヨカタ